40話

じゃあ、次よ。

★お客様にフォーカスをあてる

ここでちょっと問題です。

あなた、日本一の料理をつくって、
と言われたら何をつくる?

日本一の料理?
うーん、まずはインターネットで
日本一の料理を調べて、
そこで出てきたものをつくるかな・・

本当に?

う、うん。なんで?

その考え方だとあなたの会社は
長持ちしないわよ?

え?どういうこと?

いい?
世の中のほとんどの会社はね、
自分にフォーカスを当て過ぎなの。

私が日本一の料理をつくって、と
お願いしているのよ。
私にとっての日本一をつくらなくて
どうするの?

あ・・

たった一言私に
あなたにとっての日本一の料理は?
と聞けるかどうかが運命の分かれ道。

お客様の声は、常に求め続けること。

ほとんどの会社が長続きしないのは、
自分がつくりたいものをつくり続けているから。

いいわね?

了解!

身につけるべきスキルを3つ
話して、最後にあなたのビジネスプランを
考えて、授業を終わりにしましょう。

あなたがこれから身につけるべき
スキルは3つよ。

★マーケティング
★コピーライティング
★セールス

このスキルにはどれだけお金を
掛けてもいいわ。

それぞれにいい師匠を見つけて
たくさんスキルを磨きなさい。

★マーケティングなら
ジェイ・エイブラハム
神田昌典

★セールス
ブライアン・トレーシー

★コピーライティングなら
ロバート・コリアー
ジョン・ケープルズ

あたりから学べれば最高ね。

よし、じゃあ場所を変えて
最後の授業にしようか。
今日は私がごちそうしてあげるわ。

やった、ありがとう!

はぁ・・
あなた、まだまだね。

え、え?

私にごちそうしてもらって嬉しいの?

う、うん。

本当に?

な、なんで?

いい?
私にごちそうしてもらっているうちは、
あなたは完全に「私の下」ってことよ。

自分より実力が上の人と食事を
する時は、あなたがご馳走をすること。

相手にお金を出させているようじゃ、
まだまだよ。

いつまで経っても師匠を抜くことなんて
できないからね。

もう一度言うわよ。
あなたは、世の中の人たちがする行動の
逆のことをするの。

おごってもらって嬉しいじゃなくて
おごることができて嬉しいと思いなさい。

問題が起きたら苦しいじゃなくて、
チャンスだと思うこと。

忙しくて遊ぶ時間が取れなかったら、
先に遊びの予定を入れて余裕をつくるの。

借金することが良くないと思われているなら、
あなたはいい借金をすることを考えなさい。

行動するのが怖いと思ったら行動する。

世の中の「あたりまえ」を疑って。

って、今回は本当にごちそうするけど。
あなたが出世したら10倍返しだからね♡

背筋がぞっとした。
でも、彼女のいうコトはいつも
確信をついている気がした。

もっともっとどん欲に、
そして、もっともっとバカになって
世の中に革命を起こしなさいよね。

カフェに場所を移して、
最後の授業をすることになった。

さて、じゃああなたの考えた
サプライズのプランを煮詰めようか。

★始めの一歩(オファー)

彼女との授業も終わりに近づいていた。
始めのうちは彼女の授業が終わるのが
怖かったけど、今は教わったことを
早く試したい自分がいた。

どうしたらいいサプライズの
アイデアが集まると思う?

うん、考えたよ。
ネット上で「サプライズアイデアコンテスト」
的なことをして、いいアイデアを募集する!

それと、もう一つ思いついたのが、
mixi のコミュニティでサプライズを考える
コミュニティがいくつかあったんだ。
そこでいいアイデアをくださいって
お願いしたら集まるんじゃないかな。

コンテストの方はいいわね。
アイデアくださいっていうお願いは・・
「お願い」じゃなくて、「オファー」
になればいいわよ。

お、オファー?

そう。
これから先あなたが営業をするとき、
絶対してはいけないことが「お願い」よ。

なんでお願いしちゃダメなの?

あなた、何かを買いたいときに
相手から「お願いします、買ってください」
って言われたらどう思う?

うーん、なんか信頼できないと
思ってしまうかもしれない・・
でも今までお願いってしてしまっていたかも・・

基本的にはあなたは
売ってあげる、もしくは相手に
チャンスをあげるという立場に立つこと。

これは高飛車になれとか傲慢になれと
言っている訳じゃないわよ。

う、うん。

相手から「お願いします」と言われるような
流れをつくったり、状況をつくるの。

だからサプライズのアイデアも
教えてくださいお願いしますじゃなくて、
相手から逆に提供させてください。
となるオファーをするのよ。

そっか・・
じゃあ、こういうのはどう?
これからすごいサプライズのアイデアを
まとめた究極の本をつくります。
あなたからのサプライズの情報も
その本にのるかもしれません。

うーん、あと一歩ね。
追加でこんなのはどう?
もし情報をくれたら、
あなたにもこのサプライズのアイデアが
満載の本を完成後にプレゼントします。
これで、あなたがこれから先サプライズで
困ることはなくなります。

そ、それだ!
それならどんどん情報が集まるよ!
さっそく始めよう!

ね、これがオファーよ。
相手にとって「確実に利益」になることを
あなたが提案をするって言うこと。

営業はお願いをするんじゃなくて、
あなたに利益があることを提供したい。
いかがでしょうか?というスタンスなの。

私と出会った始めのシーンを思い出して。
私はあなたに弟子入りをお願いした?

い、いや。
こっちからお願いをしたよ。

そうなるまで、自分を高めなさい。
相手から自動的にオファーが来る

そんなあなたになれるように。

うん、分かったよ!

なろうと思わなきゃ何にもなれないわ。
でも、なろうと決断したらあなたは
どんな人間にだってなれるんだからね。

失敗する人は決断が遅くあきらめが早いの。
成功する人は決断が早くあきらめが遅いわ。

そして、本当に大きな夢を叶えたかったら、
あきらめるという行為をあきらめる必要がある。

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