39話

  • 最終日 –

ちょっと時間が空いちゃったけど、
ビジネスプランはできた?

う、うーーん、
お金をかけずにって考えると、
どうしてもできることが少なくなる
と思っちゃうんだよね。。

例えば?

ウエディングのサプライズを企画しても
ホームページをつくったり、
人を雇ったり、会場を持ったり
そういうこと全部やりたいと思うと
すごくお金がかかっちゃうし・・

じゃあ、基本に立ち戻ろっか。
そのビジネスの中で困っている人はだれ?

うーん、
お客さんが来ない会場とか、
結婚式を挙げられなかった夫婦とか、
かな・・・

なるほど。
じゃあ、今度はウエディングプランナーさんに
いろいろリサーチしてみようか。

自分だけでは困っていることを
集めるのは大変かもしれない。

だから困りごとをたくさん持っている、
「すでにビジネスをしている人」に
リサーチをするのよ。

彼らが求めていることはなんのか?

それをしっかり調査するの。

想像だとどんなことを求めていると思う?

うーん、
営業が大変とか、給料が安いとか。

サプライズのアイデアとか情報も
探してるかもしれない・・
あっ、サプライズのアイデアを集めて
それを冊子にして売れば。。。
でも、冊子にしたらお金がかかるしなぁ・・

お金をかけずに冊子をつくったり、
ネット上でダウンロードできる形は
考えられない?

うん、できそうだよ!
サプライズのアイデアを考えるのって
なんか楽しそうだし。

ちょっと枠を広げようか。
自分だけで考えずに、人からアイデアを
タダでもらうにはどうしたらいい?

うーーーーーん。。。

じゃあ、その答えを出してもらう前に、
ゼロからビジネスを立ち上げる事例を
教えてあげる。

あ、ありがとう!

★お金をかけずにビジネスをつくる方法を考える

これからはゼロからビジネスをつくる時代。
必要なのはお金じゃなくて、
どうやってゼロから立ち上げるかを考えることよ。

ある起業家が会社を作ったとき、
何をやっていいか分からなかった。

だから、彼は世界中の
「不可能を可能にした経営者」
に会いにいこうと決めたの。

ただ、彼にはお金がなくて、
また、その経営者に手紙を書いても
全く返事がない状況だったそうよ。

そこで、彼はそのすごい経営者に
会いたいと思っている人を
100人集めてツアーを組んだ。

彼はツアー代金から自分の分の旅行代金を捻出して、
会いたい経営者にも100 人連れて行くし、
講演会の謝礼も払うから会ってくれ。
というカタチにして、そのツアーを実現させたの。

彼は1円もお金を使っていないのよね。
使ったのは頭だけ。

す。。すごい!!!

他にもいくつも例があるから紹介するわね。

ある起業家は全くお金がなかった。
彼はアトピーで困っている人たちを助けるために
アトピーに効く健康食品やサプリメントを
扱う会社を立ち上げたかったの。

でもお金がない。

そこで彼は何をしたかと言うとね、
日本でもアトピーの権威と言われる人たちに
インタビューをして回ったの。

彼はそのインタビューを音声の商品にして
インターネット上で販売することで、
始めの資金をつくったのよ。

さらに彼は
インタビューで資金を集める方法、
ゼロから業界の有名人と知り合いになる方法、
というノウハウとしてもそれを売りに出した。

使ったのは頭よね。

ちなみに、業界のすごい人に話を聞きたかったら、
インタビューの題名をしっかり考えるといいわ。

日本のアトピー撲滅の立役者トップ3とか。

トップ3なんて題名が入っているだけで
お願いされた方は断りづらくなると思わない?

このインタビューを受けなければ
自分はトップ3に入らないのかってね。

相手のエゴを刺激して
インタビューを受けてもらうのよ。

それを一つの業界で続けているだけで
あなたは業界で有名人になることができるわ。

この方法は一気に自分の見込み客を
集めることにもなるから覚えておいてね。

サプライズのアイデアも、同じように
集められるかもしれない・・

他にも例はあるわよ。

ある高校生が、高額な海外セミナーを
受けたくて会場まで行ったの。

でも彼にはセミナーを受ける費用がなかった。
ちなみにセミナー代金は60万円よ。

そこで彼が何をしたかというと、

彼と同じくらいの子供がいそうな夫婦に
私があなたのお子さんの先生になります。
(子供は親から学びたくない生き物)
だから、私のセミナー代金を出してもらえませんか?

と手当り次第にオファーをしたの。

結果30万円を出してくれる夫婦を2組見つけて
彼は無料でセミナーを受講することができた。

うーん、めっちゃ頭いいな。。

大切なのは、どのように考えるかなのよ。
もう一つ例を挙げるわね。

あるところに4000 万円の借金のある男がいた。

彼は最後にワラにもすがる想いで
有名なマーケッターに500万円を払い
個人コンサルを受けた。

コンサルに500万円!?
そう、世界にはそんな人もいるのよ。
で、彼は金持ち父さん貧乏父さんで
有名なロバートキヨサキという人を呼んで
講演会を主催することにしたの。

参加費は1万円。
会場は4000人が入れる規模。
会場費は1日100万円。
ロバートキヨサキへの謝礼は1000万円

彼には集客のための広告を出すお金もなかった。

そこで何をしたか?

新聞社、ラジオ局にオファーを出したのよ。

広告をしてください。

あなたのところで通常かかる広告費は500万円です。
でも私は500万円を払いたくない。
1000万円を払いたいんです。

広告をしてもらって、集まった参加者たちの
参加費はすべてあなたに還元します。

4000人集まれば4000万円です。
それをそれぞれに割り振ると
2000万円ずつになります。

ただし、支払いはセミナー終了後になります。

こうして4000人を集客し、
講演会も無事に終了。

でも、それだけだと彼にお金は
1円も残らないし会場費も支払えない。
さらにキヨサキにも謝礼が払えない。

どうしたと思う?

会場でT シャツとかを売ったとか?
T シャツって(笑)
答えは、彼は会場に集まってくれた人に、
3ヶ月後に行われる超特別なロバートのセミナー
(教材付き)をその場の申し込みに限って
10万円で1000人に販売したのよ。

これで1億円のキャッシュができたわよね。

な、なるほど・・・!

1億円からロバートに今回の講演会代1000万円と
次回のセミナー代4000万円を払いました。
そして会場費を払い、自分の借金をすべて返した。

しかも、彼には今回の参加者
4000人分の連絡先が残るわよね。

つまり、今後彼らに投資関連、
ビジネス関連の様々な商材を
売り続けることができるようになるのよ。

これはものすごい資産を得たのと
同じことだと思わない?

最強の資産だね!

お金を使わずに知恵を使うこと。

ここで大切なのが
★バックエンドを用意する
ということよ。

バックエンド・・!?

うん、何かの商品を売る時、
もしくは売った後に
「この商品もいかがですか?」
とやることよ。

マクドナルドで、ご一緒に
ポテトもいかがですか?
というのもバックエンドよ。

ビジネスをやるときには
この考え方を大切にすること。

始めの商品では利益を得られなくても
その後の商品でしっかりと利益をとる。
講演会場で次のセミナーを売るように。

損して得取れ。負けを好め。よ。
この考え方を徹底するだけで、
利益は圧倒的に伸びるわ。

そして、これもついでに覚えておいて。

★困ったら金額を上げることを考える
どんなことがあっても、あなたの商品や
サービスの金額を下げちゃダメよ。

今までビジネスをしたことがないとね、
つい困ると値下げを考えてしまいがち。
だけど金額だけは絶対に下げちゃダメ。

え、どうして?

値下げはね、どんなバカにでもできるの。
普通の人は困ったら値下げをする。
だからその逆をやらなきゃ。

値段を上げる代わりに圧倒的な
価値を提供してあげたり、
お客様のフォロー体制を完璧にしたりすること。

逆にこう考えておきなさい。

★お客様の財布を空にしてあげる

え?財布を空にしてあげる!?
聞き間違えかと思ったが合っていた。

そうよ。
いい?あなたがあなたの商品を
売ってあげないと、お客様は他の
どうしようもないことにお金を使ってしまうの。
無駄遣いしちゃうんだよ。

だから、あなたの商品でちゃんと
お客様を進化させてあげること。
そのためには、お客様のお財布を
空にしてあげるくらいのマインドが必要なの。

悪いことをしろって言う訳じゃないよ。

うん、分かったよ。

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